内科 消化器内科(胃カメラ 大腸カメラ) 便秘診療

こんの内科消化器内科クリニック

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ピロリ菌

ピロリ菌について

健康診断や人間ドックでピロリ菌がいるといわれた、また、ピロリ菌がいないか気になるという方は多いと思います。ピロリ菌は慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因の一つとなるだけでなく、胃がんとの関連性についても証明されています。欧米と比べて日本におけるピロリ菌の感染率は高く、10~20歳で20%程度、50歳以降で70~80%の方が感染しています。

 

ピロリ菌の検査法

当院では以下の検査にてピロリ菌の検索が可能です。

内視鏡を用いる方法

  • 組織鏡検法
  • 迅速ウレアーゼ法

内視鏡を用いない方法

  • 尿素呼気試験(袋に息を吹き込んでいただく簡単な検査方法です)
  • 血清、尿などを用いた抗ピロリ抗体検査(主に健康診断などで行われます)

汎用されているのが尿素呼気試験です。薬と飲む前と飲んだ後に呼気バックに息を吹き込むだけなので簡便で、最も精度が高い方法になります。除菌判定に用いられますが、欠点としては空腹時に検査をしなければならない事と胃酸を抑える薬(PPI)を服用していると正確な結果が出ない事です。

血液検査は取り敢えずピロリ菌がいるかいないかを調べたいという方にとっては簡便で一般的な検診で汎用されています。ただし抗体検査の為、ピロリ菌の存在は確認できますが除菌判定としては用いることが出来ません。

保険適用の有無

現在の保険診療上胃カメラで慢性胃炎が確認され、かつピロリ感染の確定診断を受けた人という条件が付いています。つまり健康診断ででピロリ菌陽性だけ指摘された場合、改めて胃カメラを行い慢性胃炎の有無を調べることが必要です。

除菌治療

ピロリ菌を治療することを除菌治療といいます。抗生剤と胃酸を抑える薬の組み合わせにより、原則1週間内服していただきます。1回目の治療(一次除菌)で除菌不成功の場合、内服の種類を変えて二次除菌まで保険で認められています。ピロリ菌の除菌効果は約8090%と高く、一度除菌すれば再発の危険性は低いと言われています。

除菌治療に伴う副作用発生率

🔴下痢・軟便 1030
🔴味覚異常・舌炎・口内炎 515
🔴皮疹 25

除菌療法により、下痢、味覚異常、湿疹などの副作用や、除菌後に逆流性食道炎が現れる場合があります。そのような症状が現れた場合にはご相談ください

ピロリ菌は再感染するのか?

除菌後早い時期に除菌判定をすると偽陰性になる場合があります。除菌によりピロリ菌が完全には退治できないが、一旦弱まり(この時期に判定を行うと陰性になります)、その後にもとに(陽性に)戻ってしまうケースです。実際には除菌に失敗していたのが、再感染したと判断されてしまいます。この状況を防ぐために除菌後1ヶ月は除菌判定をしてはいけないことになっており、最低でも約2ヶ月経ってから判定を行うようにしています。ピロリ菌の感染は5歳以下に成立されるとされており、大人になってからの初感染はないとされています。また、ピロリ菌の感染経路は完全には解明されていませんが、おそらく経口感染と考えられており、井戸水や不衛生な食べ物の摂取や、ピロリ菌感染者の唾液への接触(母子感染)が原因とされています。現在では衛生状況は改善されており、大人で再感染が成立することはありません。

除菌判定は血液検査ではだめなのか?

血清ピロリ抗体は永久抗体ではなく,除菌治療に成功すれば徐々に低下します。個人によりスピードに差はあるものの数年以上経過すれば大部分が陰性化しますが,一部には長期間陰性化しない人もいます。
つまり実際には除菌されていても抗体のみが数年間陽性となる方がいますので除菌判定には他の方法が用いられます。

 

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